
買付証明書=契約?実は違います!家探しで後悔しないために知っておきたいこと
買付証明書=契約?実は違います!家探しで後悔しないために知っておきたいこと
「気に入っていたのに、あの時買付証明書を出していれば…」
実際に不動産の現場では、このようなお話を耳にすることがあります。
家は同じものが二つとない商品です。
迷っている間に他の方が購入を決めてしまい、「もう少し早く動いていれば…」と後悔されるケースも少なくありません。
今回は、そんな後悔を少しでも減らすために知っておいていただきたい「買付証明書」について分かりやすくご紹介します。
買付証明書とは?
買付証明書とは、「この物件を購入したい」という意思を売主様へ伝えるための書類です。
「購入申込書」と呼ばれることもあります。
名前だけ聞くと、「提出したらもう契約しなければいけないの?」と思われる方もいらっしゃいますが、買付証明書と売買契約は別のものです。ここで手付金などの費用が発生するわけでもありません。
例えるなら交際申し込み
契約が「結婚」だとすると、
買付証明書は「付き合ってください」と気持ちを伝えるようなイメージです。
もちろん、この例えはあくまでイメージですが、「契約とは違う」ということは伝わりやすいのではないでしょうか。
ちなみに、交際のお申し込みも必ずOKをもらえるとは限りませんよね。
買付証明書も同じで、提出したからといって必ず契約になるわけではありません。
売主様のご意向や、他の購入希望者との状況などによって、お話がまとまらないこともあります。
一般的には違約金はありません
買付証明書は契約書ではありません。
そのため、一般的にはこの段階で違約金が発生することはありません。
ただし、運用方法や個別の事情によって異なる場合がありますので、詳しくは担当の不動産会社へ確認しましょう。
どんな時に提出を検討するの?
例えば、
- ・他の人に購入されるのは避けたい
- ・でも、あと少しだけ考えたい
- ・家族にも相談したい
- ・ローンが通れば購入したい
そんな時に、担当者から買付証明書をご提案されることがあります。
また、住宅ローンの事前審査を進めるきっかけにもなります。
事前審査を受けることで、「どのくらい借入できそうか」の目安も分かり、今後の資金計画も立てやすくなります。
条件交渉もここから
中古住宅では、販売価格だけでなく、
- ・手付金はいくらにするか
- ・エアコンや照明などの設備はどうするか
- ・引渡し日はいつにするか
など、さまざまな条件を相談することがあります。
このような条件交渉も、買付証明書を提出してから進めていくことが一般的です。
「簡単に出せる書類」ではありません
ここで一つ、お伝えしたいことがあります。
このブログは、「買付証明書は気軽に提出しましょう」という内容ではありません。
買付証明書は契約ではありませんが、売主様にとっては「購入したい」という大切な意思表示です。
売主様は、「この家を気に入ってもらえたんだ」と嬉しく感じられることもあります。
そのため、売主様は買付を前提に話を進めたり、状況によっては募集方法を一旦止めたり見直したりするケースもあります。
だからこそ、
「とりあえず出してみよう」
「やっぱりやめよう」
という軽いお気持ちで提出するものではありません。
複数の物件に書類を提出するものでもありません。
紙の向こうには、人がいます
買付証明書は一枚の紙です。
でも、その紙の向こうには人がいます。
家を大切に住んできた売主様。
新しい暮らしを楽しみにしている買主様。
その間をつなぐのが、買付証明書です。
もちろん、新築建売の場合や売主様が不動産会社の場合で少しニュアンスが異なる部分もありますが、わたしたちは売主様・買主様どちらも大切にしたいと思っています。
だからこそ、「この家に住みたい」というお気持ちがある程度固まった段階で、担当者と相談しながら提出されることをおすすめします。
まとめ
買付証明書は、契約ではありません。
しかし、売主様へ購入の意思を伝える大切な書類です。
「気に入っていたのに、あの時動いていれば…」
そんな後悔をしないためにも、家探しをされる際は「買付証明書」という方法があることを知っておいていただければと思います。
不動産会社の担当者は、お客様の状況に合わせて最適なタイミングをご提案してくれます。
分からないことや不安なことは、一人で悩まず、ぜひ担当者へ相談してみてください。

