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2025年の建築基準法改正で再建築不可物件の大規模リフォームはどう変わる?

リフォーム

中村 Nakamura

筆者 中村 Nakamura

不動産キャリア2年

事務として働いています。間取りの打ち合わせなどもさせていただいています。
お子様と来られた際はyoutubeもテレビで見ていただけますので気兼ねなくご家族でお越しくださいませ

2025年の建築基準法改正で再建築不可物件の大規模リフォームはどう変わる?



最新ポイントを徹底解説!


2025年、建築基準法が改正され、特に「再建築不可物件(再不可)」を所有している方や、購入を検討している方にとって大きな影響のある変更がスタートしました。
これまでも再建築不可物件の扱いは慎重を要するものでしたが、今回の改正では「大規模リフォーム」に対する基準がより厳格に。結果として、これまでできた工事が難しくなったり、追加の確認が必要になったりと、実務にも影響が出ています。

本記事では、今回の法改正のポイントや注意点、そして所有者・購入者にとって何が変わるのかを分かりやすく解説していきます。



1. そもそも「再建築不可物件」とは?


再建築不可物件とは、

  • ・建物の敷地が道路に2m以上接していない

  • ・建築基準法上の「道路」に面していない

といった理由で、建物を「建て替えることができない」土地・建物を指します。

建物自体を全壊・解体してしまうと新築できないため、基本的には修繕やリフォームで住み継いでいくしかありません。
そのため価格は安めですが、流動性が低い・資産価値が下がりやすいという特徴があります。



2. 2025年改正で何が変わったの?


今回の“ポイント”は【大規模リフォームの扱い】。

今回の改正で注目すべきポイントは、次の2つです。


(1)大規模修繕・大規模模様替えの定義が明確化・厳格化

2025年改正では、
「建物の構造に大きな影響を与える工事」=「大規模」
という扱いがより明確になりました。


具体的には、

  • ・耐震壁を抜く

  • ・柱・梁など構造部分に手を加える

  • ・床・屋根の大部分をやり替える

  • ・間取り変更で構造に影響する工事を行う

といった内容が、従来よりも広く「大規模」に該当するようになったのです。

これにより、
再建築不可物件で大規模リフォームを行う場合のハードルが上がった
といえます。


(2)再建築不可では“大規模工事の許可が下りにくくなる”

再建築不可物件では、本来「建て替え」できませんが、これまでは内部の大きい間取り変更などは比較的通りやすいケースもありました。

しかし今回の改正により、
大規模リフォーム=実質的に“建て替えに近い”工事
と判断されやすくなり、許可が降りない可能性が高まりました。


つまり、

  • ・大胆な間取り変更

  • ・スケルトンリフォーム

  • ・構造をいじる耐震リフォーム

  • ・屋根の全面変更

こういった工事が難しくなる、あるいは事前協議が必須になります。

建築確認申請も必要となる場合もあります。



3. なぜ厳格化されたの?背景にある3つの理由


① 老朽化物件の安全性リスクの増加

再建築不可の多くは狭い路地・密集地にあり、老朽化が進んでいます。
無理な改修で建物が弱くなり、災害時に倒壊するリスクが懸念されていました。


② 事実上の“建て替え”リフォームを防ぐため

一部では構造を大きく変えるリフォームをして「実質新築」のようにするケースもあり、これを法的に抑制する狙いがあります。


③ 密集市街地の防災対策の強化

全国的な地震対策の強化に伴い、特に道路が狭いエリアの建物安全性が問題視されました。



4. 改正で困るのはどんなケース?


●間取りを大幅に変えたいリフォーム

→壁を抜く・梁を動かすなど構造に関わる工事はアウトになりやすい。


●築古を買ってスケルトンリノベ

→再建築不可の場合、許可がおりない可能性が高まる。


●耐震補強を大規模に行いたい

→耐震補強は必要な工事だが、構造変更が発生すると「大規模」に該当することも。


●屋根・外壁を全面的に変えたい

→部分的な修繕は可能だが、広範囲の改修は申請が必要。



5. 逆に、今まで通りできる工事は?


  • ・壁紙・床の貼り替え

  • ・キッチン・風呂・トイレなど設備の交換

  • ・外壁の部分修繕

  • ・屋根の補修や葺き替え(一部)

  • ・ペンキ塗装程度の軽微な工事


軽度なリフォームなど、大規模でなければ問題ありません。
ただし「どこから大規模になるか」はケースバイケースなので、事前の建築士相談は必須です。



6. では、再建築不可物件は買わないほうがいいの?


結論としては、
“買い方と使い方しだい”で価値は十分ある物件
です。


ただし法改正後は、以下をより慎重に判断する必要があります。


●(1)リフォームでどこまでできるかを事前に調査する

購入前に建築士へ相談し、具体的な工事の可否を確認すること。


●(2)将来売却しにくいことを理解しておく

法改正により買い手の慎重さは増すため、査定が下がる可能性も。


●(3)住宅ローンが組めない場合もある

再建築不可は金融機関の評価が低く、ローンが組めない場合もあるので要確認です。



7. まとめ:2025年の改正で“再建築不可の大規模リフォームはより慎重に”が必須へ


今回の建築基準法改正により、
再建築不可物件の「大規模リフォーム」は明確にハードルが上がりました。


  • ・構造を触る工事は厳しくチェックされる

  • ・許可が下りない可能性も増える

  • ・購入前調査がますます重要に

という点は、必ず押さえておきたいポイントです。


ただし、適切な範囲のリフォームなら従来通り可能で、上手に使えば魅力的な選択肢にもなり得ます。

再建築不可の購入やリフォームを検討している方は、
専門家への相談が何より大切です。



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